東海道五十七次ウルトラマラニックSTAGE11-12②

箱根100kmオーバーナイトステージの続きです。 


中間地点の原宿へ21時頃に到着し、しばしレストタイム…
 
気合いを入れ直したところで、次のCPを目指しました。日が落ち、時間が経過する毎に気温は下がり、過酷なコンディション…
半日以上歩き続け、疲労も加わり、さらに雨も降ってきました。そんな中、歩くペースも徐々におちてきました。


途中、コンビニで休憩したり、ドリンクを補給したりしながら、会話も少なくなり、辛い道のりでしたが、なんとか次のCPへ到着しました。


CP⑦沼津宿 61.88km 通過01:42  


ここではトイレ休憩。さらに、疲労も加わり、あまりにも眠たく、睡魔との闘いに勝てない状況…。゚(゚´Д`゚)゚。29時間という制限時間も気になるところでしたが、ひとまず30分程寝袋で仮眠する事にしました。

時間はすでに真夜中。
一瞬で深い眠り…なんとか起きて、次のCPを目指し、再び歩き始めました。


CP⑧三島宿 68.59km 通過03:20


ようやく到着したCP…
真夜中で雨も降り、寒さも加わり、さらに疲労…
写真をとる余裕と、話しをする余裕もない中で、とった温かいおしるこ。
今、思えばコレが精一杯の写真でした。
真夜中、何度もタクシーに乗ろうと思った事か…
なんで、こんなに歩いているのか…

ツラくて、ツラくてたまらない中でしたが、
CPで寒い中暖をとり、参加者の為にサポートしてくれるオフィシャル、

そして、そこで出会う参加者の皆さんとの励まし合いの声かけ、一緒に歩き続けている杉原監督、仲間に支えられてのチャレンジでした。

ココから先が今回のステージの正念場ともなる、いよいよ箱根の山越えのコース…
杉原監督と共にさらに歩き始めました。

ヘッドランプの明かりを頼りに、真っ暗な山道を進みましたが、コマ地図を読むのにも頭が働かない状況で、途中ロスト(/ _ ; )
泣きそうになりながらも、とにかく前へ前へ、歩き続けました。

そして、少しづつ夜が明け、あたりがようやく見渡せるようになった頃、箱根の山にはうっすらと雲海を見る事ができました。
真っ暗闇の中進むのと違い、明るくなってくる事で、不思議と気持ちも前向きなってきました。
しかし、箱根旧街道は石畳みの道ばかり。
この石畳の道は雨上がりでさらに滑りやすくなっており、疲労した足にはとても辛く、より過酷さを増していました。

そんな中でも参加者の皆さんと共に、ひたすら前へ進みました。
そして、ゴールの小田原まで24kmという表示が見え、ようやくココまで来た…
とまだまだ先がありつつも、安堵感も少し感じたのを覚えています。
しかし、この頃にはずっと使っていたEPSONのWristableGPS850はとうとう電池切れ。
時間を確認できない中で、とにかく前へ進むしかない厳しい状況となってしまいました。


CP⑨箱根宿 82.74km 通過09:05


前回のCPから約14km、6時間かけてようやく到着しました。走ったら、2時間もあればたどり着ける距離なのに…
歩いても、歩いても時間だけが経過し、進まない距離の感覚にもどかしさを感じました。
ようやくたどり着いたCPで温かいテントで、座って、温かいうどんを食べて、少し元気を取り戻せた時間でした。


元気をもらえたところで、残り20kmを切り、再び出発です。途中、箱根の観光地を歩き、参加者の皆さんと記念撮影✨
みなさん、疲労でいっぱいのハズですが、カメラを向ければ、いい笑顔(^ ^)
そんな中、普通の道がとても心地よく感じていたのも束の間…

再び…トレイルが始まりました。

ココから、次のCPまで…
石畳の急な山道が続き、さらに少し前の雪の溶けたあとで、枯葉の落ちる濡れた斜面が歩きにくさを増して、なかなか思うように進めませんでした。
制限時間が迫る中前へ進みましたが、ココで次のCP通過の制限時間には間に合わない結果となってしまいました…
  

しかし、雪の残る趣のある峠の茶屋でせっかくなのでおいしい甘酒を頂く事に。
限定の黒豆きな粉餅と一緒に頂きました。
程よい甘さの温かい甘酒が疲れた体を癒してくれました。


CP⑩畑宿 90.22km 

すでにスタートから25時間以上が経過  


残念ながら通過制限時間に間に合わずにDNFという結果となりましたが、ココまで歩いてきたらとにかくゴールするしかありません❗️

なんとか制限時間の29時間(15時)に間に合えばと思い、気合いを入れ直して、参加者の皆さんと励まし合いながら、歩き続けました。


残り5km程を切ったところで、スマホの時計を確認、歩くにはまだまだ時間が経過してしまいますが、少し走れば、制限時間に間に合うかもしれないと、竹村は走る事に決めました。これまで一緒に歩いてきた参加者の女性と一緒にチャレンジしてみる事にしました。
すでに25時間以上、オーバナイトで歩き続けて、疲労しているハズでしたが…
人はいざとなると思った以上の力をだせるモノだと改めて感じられた瞬間でもありました。
 

ゴールCP 小田原城 102.38km 到着15:25


頑張ってはみたものの、結局制限時間には間に合わない結果となりましたが、ゴールの小田原城には無事に帰ってこれて、2人で一緒にゴールする事ができましたー(=´∀`)人(´∀`=)

100kmをオーバーナイトで歩き続けるという未知の世界への挑戦が無事に終わりました。
長くて、ツラくて、眠くて、足も痛いし、歩いても歩いても進まない距離に何度も心が折れそうになりました。しかし、共に歩いてきた参加者の皆さんと励まし合い、温かく笑顔で支えてくれてオフィシャルの皆さんのおかげで無事にゴールできました。
杉原監督は後方の参加者の皆さんと共に30分ほど遅れて、無事にゴールできました!
ゴールは別になり、制限時間には間に合わない結果となりましたが、竹村も杉原監督も共にゴールでき、今大会の山場とも言えるステージを一緒にクリアできました。

ホントに辛く、長いステージとなりました。しかし、ノルディックウォーキングで100km歩けたという新たな挑戦の結果が作れたのは、たくさんの皆さんの支えがあったからであり、感謝なしでは語れません。
共に歩いてきた杉原監督、声をかけあい励まし合った参加者の皆さん、そして支えてくれたオフィシャルの皆さんへ心から感謝です。


さて、無事にゴールでき、次はこの小田原城をスタートし、東京日本橋を目指します。いよいよこの東海道五十七次ウルトラマラニックの完結となります。

そのラストステージは次回へ続きます。
よろしくお願い致します。


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TEAM APIO Takumano

◆事業目的◆ ノルディックウォーキングを利用した”アウトドア・スポーツ教育”/”ノルディックウォーキング”を介しての社会貢献活動

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